
「今の生活を楽にするために、もっと稼がなければならない」と考えている方は多いでしょう。しかし、副業を始めたり、残業を増やしたりして手取り額を5万円増やすのは、想像以上に過酷な道のりです。所得税や住民税、社会保険料の負担を考えると、手取りで5万円増やすには額面で月7万円以上、年収ベースでは100万円近い昇給が必要です。それよりも遥かに現実的で即効性があるのが、住宅ローンを利用した「固定費の一本化」による家計の再構築です。
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- 労働による収入増には限界がある
給料を上げるためには、スキルアップのための時間や、家族との時間を犠牲にした労働が必要です。また、昇進や昇給は会社の業績にも左右されるため、自分の努力だけではコントロールできない部分も多いのが現実です。一方、固定費の削減、特に「利息の削減」は、一度仕組みを作ってしまえば、その後は何の努力もなしに毎月決まった額が浮き続けます。この「努力なしで生まれる余裕」こそが、家計を安定させる最強の武器になります。
- 複利の恐怖から低金利の恩恵へ
家計を圧迫している最大の原因は、実は「複数のローン」です。自動車ローン、教育ローン、そしてカードのリボ払い。これらはそれぞれ金利が異なりますが、消費者金融やリボ払いの金利は15%〜18%に達することも珍しくありません。100万円の借金に対して年間15万円以上の利息を払っている計算です。これを年率0.5%前後の住宅ローンに一本化すると、年間の利息負担はわずか5,000円程度にまで激減します。浮いた14万5,000円は、そのままあなたの「貯金」や「生活費」に回せるようになります。
- 住宅ローン控除がもたらす逆転現象
さらに、住宅ローンには「住宅ローン控除」という強力な税制優遇があります。年末のローン残高の0.7%が、最大13年間にわたって所得税や住民税から直接差し引かれる制度です。一本化によってローン額が増えたとしても、その分だけ控除額も増えるため、実質的な負担金利がさらに下がる(あるいはプラスになる)という逆転現象が起こることもあります。これは、普通のおまとめローンや車のローンでは絶対に得られない、住宅ローンだけの特権です。
- 家計をリセットする「攻めの家づくり」
「借金があるから家はまだ早い」というのは、古い考え方かもしれません。今の時代は「高額な利息を払い続けるくらいなら、早めに低金利な住宅ローンに切り替えて、家計をリセットする」という考え方が主流になりつつあります。月々の支払いを5万円減らすことができれば、その分を子どもの教育費に回したり、将来のための投資に充てたりすることも可能です。年収を上げる努力も大切ですが、まずは今ある支出の構造を「一本化」で最適化することから始めてみてはいかがでしょうか。
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