
住宅の購入を考え始めたとき、多くの方がまず気にするのが「今ある車のローンは住宅ローンの審査に影響するのか」という点ではないでしょうか。
結論から言えば、車のローンが残っていること自体が理由で住宅ローンの審査に落ちるわけではありません。ただし、審査に影響を与える要素の一つであることは事実です。ここでは、車のローンが住宅ローン審査にどう影響するのか、そして審査前にできる対策について整理します。
 |
- 住宅ローン審査で見られる「返済負担率」とは
住宅ローンの審査で金融機関が重視する指標の一つに「返済負担率」があります。これは年収に対する年間の総返済額の割合です。
ここで重要なのは、住宅ローンの返済額だけでなく、車のローンやカードの分割払い、リボ払いなども含めた全ての借入の返済額が合算されるという点です。
例えば年収が400万円で、住宅ローンの年間返済額が120万円、車のローンの年間返済額が48万円だとすると、返済負担率は42パーセントになります。多くの金融機関では返済負担率の上限を30から35パーセント程度に設定しているため、この場合は基準を超えてしまいます。
つまり、車のローン自体が問題なのではなく、車のローンがあることで返済負担率が上限を超えてしまうことが審査に影響するのです。
- 車のローンを完済してから申し込むべきか
「車のローンを全額返してから住宅ローンを申し込んだ方がいいのでは」と考える方もいるでしょう。確かに、完済できるのであればそれが最も審査に有利です。しかし現実的には、車のローンを一括返済する余裕がない方がほとんどです。
完済が難しい場合、もう一つの選択肢として考えられるのが、車のローンを含めた借入を住宅ローンに組み込んで一本化する方法です。全ての金融機関でこの方法が使えるわけではありませんが、対応している金融機関を知っている不動産会社に相談することで、この選択肢を検討できる可能性があります。
- 審査前にやっておくべきこと
住宅ローンの審査に申し込む前に、いくつか準備しておくべきことがあります。
まず、現在の借入状況を正確に把握してください。車のローンの残債、毎月の返済額、残りの返済回数を確認します。クレジットカードのリボ払いや分割払いがあれば、それも含めて整理します。
次に、自分の信用情報を確認することをおすすめします。CICやJICCといった信用情報機関に開示請求をすれば、自分の信用情報を確認できます。過去に延滞や滞納があった場合、その記録が残っていると審査に大きく影響します。開示請求は本人であれば手数料を払うだけで可能です。
また、使っていないクレジットカードは解約しておくことも有効です。カードを持っているだけでキャッシング枠が借入可能額として見なされる場合があり、審査に影響するケースがあります。
これらの準備をしておくだけでも、審査に臨む際の状況は大きく変わります。完済できなくても、現状を整理して把握していること自体が、金融機関からの印象を左右することがあります。
|
まずは不動産会社に相談してみる
車のローンがある状態で住宅購入を考えるのは不安が大きいかもしれません。しかし、一人で悩んでいても状況は変わりません。
株式会社ライフエステートでは、借入がある方の住宅ローン相談を専門的に扱っています。現在の借入状況をお聞きした上で、どのような方法が取れるのか、どの金融機関に相談すべきかを一緒に考えます。物件探しと資金計画をまとめて相談できる不動産会社として、まずはお気軽にお問い合わせください。